あぁ〜もぉ〜タイクツな映画でした。
山もなけりゃ、谷もない。
柳葉敏郎扮する室井自体が、昭和一桁生まれかと思うほどの無口で頑固者という役回りだけに、いじりようがない。
『踊るレジェンド』シリーズは、舞台設定だけは仰々しいのですが、主役を張る人物らは何ひとつ問題を解決できないで終わる。
あっと言わせるようなどんでん返しもない。
見ていてすっきりしない。
便秘も胃もたれも解消されない感じです。
結果がわかっている(エンタメ作品の王道)にも関わらず、そこに到達するまでの過程に、ドラマティックな展開がないため、見ていてストレスを感じる。
タレントのとんねるずが、スタッフの身内ネタをテレビで放送して、視聴者そっちのけで、自分らだけで楽しんでいる。
それと同じ空気をこの映画、というより制作者サイドに感じる。
何がレジェンドだよと、鼻で笑っちゃいます。
100%自己満足でつくられた映画だ。
※ これ以降ネタバレしてます。脚本も設定もあまりにもおざなりでダメ。
エリート弁護士の灰島秀樹(八嶋智人)にしても、どこが有能だったのか?
どう見ても、バカとしか思えない。
ヘリクツと人の揚げ足を取ることでしか、有能さとやらをアピールできない。
ひよっこ弁護士の小原久美子(田中麗奈)が、逆に意外性を発揮して有能ぶりを見せるかと思いきや、そのまんまの使えない弁護士だったりする。
そこで最後に、津田誠吾(柄本明)が出てくるか? と思いきや、出てきただけで、何もしない。。。
弁護士がそろいもそろって何がしたいんだか。。。
室井も “捜査を続行する!!” の鶴の一声を発声するだけで、何もしないのだ。
ちょっとはおまえも頭を使えよ、謎解きしろよと思う。
ラストでの室井の落とし文句も、本来であれば、グッと感動して犯人も自供っていう展開になるはずが、悪ガキには全く効果なしときた。(´ー`)┌
とにかく、
“何もしない” が、踊るレジェンドシリーズの特徴なのだ。
あとは勝手に脚本家が、こうしましょう、ああしましょうという後付けのご都合主義ストーリーになる。
何だそりゃ!? の結末にミステリー好きとしては憤慨もの。
室井さんは、成りは大人なのに、弁護士にお弁当作ってもらっちゃったり、新城賢太郎(筧利夫)には、秘技 “裏の手” で釈放させてもらったり、必殺 “独断” で、もげかけたクビをひっつけてもらったり、沖田仁美(真矢みき)には、くの一忍法 “隠密” で、事件の謎解きまでしてもらったり、至れり尽せりです。
みんなに
ケツを拭いてもらってかわいがられてうらやましい限りです。(´ー`)┌
本当にこの人、有能な警察官僚なんですかね?
これまで踊るレジェンドシリーズを見てきましたけど、このプロジェクトで決定的な欠陥は、脚本と演出以外にないですね。
とくに、脚本は最悪です。
本職のミステリー作家、警察小説やハードボイルド系の作家に書かせた方が良い。
踊るシリーズで面白いのは、警察官僚、警視庁、警察庁といった警察機構の内部事情だとか、権力闘争をストーリーに組み入れたことだと思う。
わたくしもその辺りのマフィア社会のような暗躍した、ドロドロ・ストーリーが好きなんですよ。
けど、それが事件と深く絡まず、表面だけで終わってしまうのがつまらない。
室井が逆境に合いながらも、解決し、ギリギリ首も繋がったという展開ならまだしも、官僚の都合でいいように利用されて、ポイ捨てされるような役だから見ていてストレスたまるわ。
演出も、とにかく見てるこっちが恥かしくなる。
室井をかっこよく見せようとするんだけど、前に書いたが、何もしない彼に全く魅力を感じない。
過剰な見た目重視な演出で、中味がともなわないので、全くかっこよくみえない。
そんな彼より、脇でコソコソ動いていた、新城と沖田の方が光ってました。。。
関係ないですが、本作では警視庁や、警察庁の内部の話がちょろちょろ出てきますが、警察組織のしくみについて全く知識がないので、誰がどこの所属でどういうしがらみでって、全くちんぷんかんぷんでした。。。'`,、('∀`) '`,、
そのへんの相関図みたいなのがあったら、より一層楽しめるのかなぁと思いました。
室井さんは、この人は、えらい人なんですかね?
なんだか、えらくなったり、降格したりで、今度は広島に左遷ときて、どんどこ肩書きが落ちてきてるような気がするんですが。。。
( ゚_ゝ゚) { 『彼はシロか、クロか?』 いっそのことクロだったら、面白い作品になったのかも。