アラン・ムーアのアメコミ 「ヘルブレイザー」 が原作。
だそうですが、わたくしはよく知りません。
アメコミ自体が全く興味NOTHINGです。
ついでにキアヌ・リーブスも興味NOTHINGです。
オカルティズムな作品らしいということでTV放映で拝見しました。
冒頭の20〜30分ほど見逃してしまい、序盤から既にストーリーについていけてなかった。
どうやら、キアヌ・リーブス扮するコンスタンティンという男は、刑事かと思ったら霊能力探偵らしい。
そのオカルト探偵・キアヌくんの元に、女刑事アンジェラが、自殺した双子の妹、イザベルの死の真相を突き止めるべく訪れ、天国と地獄というか、天使と悪魔の戦争に巻き込まれるみたいな。。。そんな物語でいいのかしら。(笑)
アメリカの漫画家って、能天気なアクションもんばっかり描いてるヤツばっかでないのね。(´ー`)┌
天使や神はこうあるべきものだとか、悪魔でもこんなヤツがいてもいいんじゃないか、そんな既成概念に捕われない発想は、クリエイターとしては素晴らしいが、キリスト教の文化が浸透しまくっている西洋圏で、よく映画化出来たなぁなんて思う。
発想は良いとして、この原作の発表された年代がいつなのかわからないが、漫画としてはかなり古く、ステレオタイプな作品。
日本でいえば、 『エヴァンゲリオン』 と 『コンバトラーV』 くらいの違いだよなぁ。
ロボットモノには、絶対子供が喜びそうな武器が必要みたいな感じで、本作でも悪魔と戦うための武器をコンスタンティンが使うのですが、それが何ともかっこよくないし想像の域を出ないものばかり。
子供騙しなんですよね。
さらに、オカルト探偵らしくオカルトグッズで、儀式みたいな事をするのですが、その作法にいまひとつ説得力がない。
何で、水を張った洗面器に素足をすっこんで、猫と睨みあいすることで、地獄に行けるのか。。。?
西洋のエクソシストにそんな作法があるのだろうか?
単なる原作者の想像のたまものなのか、説明不足だし全く理解不能。
天使側、悪魔側のそれぞれの言い分で、人間であるコンスタンティンが葛藤するといったドラマがあるならわかるが、天使を冒涜するという暴挙が売り(?)の内容だけに、観る側(主にキリスト教徒)の説得という名の弁解にかなり時間が費やされてしまった。
やけに長く感じた映画だが、結局はラストシーンだけ観とけば、前半から中盤にかけてはいらないじゃんで終わってしまう。
全体的に説明不足に感じたのは、冒頭部分を見逃したせいばかりではないですね。
ただ、キアヌ・リーブスが、ナルシストでMのホモだってことは理解できそう。
というか、ひしひしと伝わってきた。
ハリウッド映画とは思えないほど、ラブシーンがなく、チューすらない。
しかし、悪魔どもにいたぶられるシーン多めのキアヌ。
やはり、好きになれそうにないタイプだ。
※ これ以降ネタバレしてます。説明不足の映画、この一言に尽きる。
オカルトティズム溢れる作品だからミステリアスにしたいのか、宗教が絡んでいるから寓話的にしたいのか、不明だが、含みを持たせすぎていて、何が言いたいのかよくわからない。
エクソシストとしての儀式にしても、何故そういう手法になるのか説明がない。
アンジェラの妹が何故、自殺したのかもわからない。
コンスタンティンの命を救ってまでも何故、サタンが彼を地獄に連れていきたがるのかもわからない。
ついでに、本作の何が良くてキアヌ・リーズスが出演したのかもわからない。
わからないこと尽くし。
極めつけが、大天使ガブリエルを悪役にするというキリスト教関係者からクレームがきそうな設定にしたことで、その弁明のための説明が言葉づくしでかなり五月蝿い。
五月蝿いどころか、この説明のために時間を使い尽くしたといっても過言ではない。
個人的には、さすがに三大天使の1人でもあるガブリエルを悪者にするのはだめだろうと思う。
モラルに反するという意味でなく、子供にガブリエルっていう天使は悪いやつなんだねとか納得されても困るから。
説明すんのに骨折りそうですよ。 あ〜めんどくさい。(´ー`)┌
せめて、堕天使で名前のある元天使を使ってくれ。
しかし、ガブリエル役のティルダ・スウィントンは何気にかっこよかった。
元々中世的な魅力がある上に、ヘアスタイルや衣装も、宗教絵画でよく観てきたこれまでの天使像とは異なり、先進的で洗練されていた。
ただちょい悪で、外反母趾だっただけ。(笑)
カルト教のキ印信者みたいな演説っぷりは辟易しましたけど。。。
映画での大天使ガブリエルの役割を重要視しすぎたせいで、ヒーローであるコンスタンティンがいま一つかっこよくない。
結局、全ての問題を解決したのはサタン(悪魔)なんだから全く締まらない。
サタン登場後の30分で、しかも彼の力で全て解決するんだったら、それまでのストーリーまるまる必要性が無い。
コンスタンティンの最終兵器が、他力本願だっていうんだからひどいよ。
本来、ヒーローであるはずのコンスタンティンが役立たずで、天使であるはずのガブリエルが悪者。
そして何より、1番の悪のはずのサタンが、本作では大岡裁きを見せるくらいヒーローらしかったという逆転したキャラクター性が面白い。
( ゚_ゝ゚) { 『天国と地獄のエージェント』 上からも下からも突付かれそう。。。