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シークレット・ウインドウ コレクターズ・エディションシークレット・ウインドウ コレクターズ・エディション
(2007/12/05)
フィリップ・グラス; ジョニー・デップ; ジョン・タトゥーロ; マリア・ベロ; ティモシー・ハットン; チャー

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::: サスペンス・スリラー  ::: ★★☆☆☆



スティーヴン・キングの小説 『秘密の窓、秘密の庭』(「ランゴリアーズ所収」) の映画化。
人気俳優、ジョニー・デップが主演してます。

スティーヴン・キングのサスペンス・スリラーの代表格といったら、 『ミザリー』 と答える人が多いはず。
本作を観るにあたって、どうしても 『ミザリー』 と比較してしまうのは致し方ないでしょう。
作品の出来だけでなく、鬼気迫るストーカー役を見事に演じたキャシー・ベイツを超えられるか? といったところが見所だと思っていた。
結果としては、ジョニー・デップは個人的には大好きな役者なのだが、軍配は 『ミザリー』 に上がった。
脚本、構成、キャスティング、どれをとっても本作は負けてます。。゚(゚´Д`゚)゚。
不思議なのが、何故、この映画にジョニー・デップが出演したのか? と謎です。
彼は他にも、 『ナインスゲート』 、 『フロム・ヘル』 、 『スリーピー・ホロウ』 など、本作と同種のジャンル(サスペンス・ミステリー・ホラー)の作品に主演してますが、そのいずれにも劣る気がします。
単に、メジャー作家の作品に出演してみたかっただけなんですかね?(´ー`)┌


あらすじは、妻の不倫が発覚してから、小説家のモートは妻と別居状態となり、独り湖畔の別荘に移り住んでいた。
そこに、自分の小説をモートが盗作したとシューターという男が乗り込んでくる。
その男が手渡した原稿は、確かにモートが出版した作品 『シークレット・ウィンドウ』 と全く同じ内容だった。
身に覚えの無いモートだったが、シューターに盗作を否定する証拠を出せと詰め寄られ、しつこく付き纏われる。
シューターの行動は、脅しから、愛犬殺し、妻の自宅への放火とその凶暴性をエスカレートさせていく。。。

まぁ、すぐにオチが読めてくるイージーな脚本ですよね。
肝心の原作がとにかく面白くないんですよ。
映画のカラーというか、進行、構成どれをとってもスティーヴン・キングらしい映画になってしまっていて、原作者を知らなかったとしても、キングらしい映画だねって言ってたこと間違いない。
意外性がない。
ただ、モートの心理面(深層心理)においてはよく練られているので納得ができる。

ちょっと気になったのが、ジョニー・デップの演技がかなり過剰気味だったこと。
役者バカな人なので、役作りに拘るのはわかるのだが、あまりにも細かすぎたせいか自然でなかった気がします。












※ これ以降ネタバレしてます。






































ミステリー好きから言わしたら、もうちょっと騙して欲しかったですね。
形態からいうと、メタ・ミステリー(サスペンス)なんでしょうね。
シューターという男が現れた時点で、モートは二重人格、分裂症、多重人格のどれかだねと確信しちゃったほど。
まず、作家のくせに、暇さえあれば寝てばかりだし、出版社、編集者からの電話が1本もかかってこないってのはどう考えても不自然。
さらに、シューターという男が、盗作でない証拠を出せとしつこくモートに迫るのも変ですよね。
モートはEQマガジンに掲載されていると言ってるんだから、自分で探して確かめれば済むことだし、もっと言えば、盗作だと訴えているくらいなんだから、モートの 『シークレット・ウィンドウ』 の存在は知っていたわけで、その奥付を見れば刊行日付が明記しているはずだし、出版社に問い合わせすれば一発でわかることなんですよね。
極め付けが、モートの元に送られたきたEQマガジンから、勝手に 『シークレット・ウィンドウ』 が掲載されているページを切り取ってしまう行動は理解不能。
これはもう、シューターには行動制限があり、モートにEQマガジンを見られたくなかったのだと考えれば、モートの第二の人格(しかも敵対する)でしかありえないですよね。(´ー`)┌
だが、まさかそんな安直なストーリーではないだろうと思っていたのですが、真相はやっぱ分裂気味の多重人格者っぽかったですね。

わたくしは、モートがストーカーに悩まされていると町の老警官に訴えていたシーンで、老警官が、 「有名人にでもなったつもりか?」 というセリフを吐いた時に、もしかして、有名作家になったつもりのノイローゼのおっさん(療養中)がモートなのか? とか思っちゃいましたけど。。。(笑)
また、モートの妻や、彼が雇った探偵は、モートが自分に都合がいいように作り出した人格なのでは? なんて妄想もしたしだい。


サスペンスとしては、意外性もなく、面白くも無かった映画ですが、モートの心理状態という1点だけは良かったかなぁ。
自然環境に恵まれた湖畔の別荘で、家政婦(掃除)付きで、ワンコと暮らしながら仕事をする。。。
なんて、リッチでのどかな生活なんだよと、羨ましい限りなんですが、モートにしてみれば、仕事よりも別居状態、離婚調停中の妻・エイミーのことが気になって仕方が無かったようです。
元はといえば、エイミーの浮気が原因なのですが、エイミーは既に新しい彼氏と仲良く新生活を営んでおり、とにもかくにも早くモートと離婚したがっている。
その反対に、モートはエイミーに未練たらたらなのである。
男ってほんとふんぎりがつかないのねぇ。。。(´ー`)┌
しかし、エイミーを愛しているというモートがいる反面、自分を裏切ったエイミーを憎く思うモートもいたわけです。
それがシューター(シュート・ハー=彼女を撃て)となって、モートの新しい人格として形成されてしまった。
本作では、 『シークレット・ウィンドウ』 という作中作の小説が出てきますが、そこには、不貞を働いた妻を夫が殺害し、彼女が好きだった窓の下の庭に埋めてしまうというストーリー。
シューターは、この作品の結末を書き換えろと要求してきます。
ここで、疑問だったのが、 『シークレット・ウィンドウ』 の結末は既に妻を殺害して終わっているため、書き換える必要性はないだろうと思っていた。
書き換えろとはどういう意味か? それは、シューターの立場になって考えるとわかりやすいかもしれない。
シューターにとって、モートが生活している世界こそがフィクションだったのではないかとわたくしは思ってます。
現実の世界では、モートの妻・エイミーは生きているから。
だから、書き換えろ(殺せ)とモートに命じたのではないでしょうか。
その結果、エイミーを愛していたモートの人格と、エイミーを憎んでいたシューターという人格が入れ替わってしまった。
どちらもモートであることには変わりが無いのですが、シューターが主人格として優位に立ってしまったんですね。
シューターとのやり取りは、エイミーへの愛憎にもがき苦しむモートの深層心理を表していたのでしょう。

スティーブン・キングは、デビュー作でもある 『キャリー』(1974年) から精神疾患をサスペンスに取り入れた作品を多く書いてきただけに、主人公の心理状態を描くのが非常に上手いですよね。
ただ、本作は、やっつけ仕事だったみたいですが。。。(笑)









(  ゚_ゝ゚) { 『お前の知っていることは全て間違っている。』 自信喪失しそうです。。。








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シックス・センス コレクターズ・エディション シックス・センス コレクターズ・エディション
ブルース・ウィリス (2003/11/19)
ポニーキャニオン
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::: ホラー・ミステリー ::: ★★★★☆



シャマラン監督の作品の中ではダントツで面白い作品。
彼の今までの作品は、ミステリーでいうとこの叙述形式で作られた映画であり、最後の最後に アッ! と言わせるオチ(トリック)が待っている。
監督の出身がインドということもあるのか、単なるホラー一色の映画でなく、ミステリー、サスペンスといくつもの側面を持ち、特にこの手の映画では珍しくドラマ性の高い作品である。
それだけに、一度ならず二度、三度と観たくなるのだ。
ちなみにわたくしは、1回目は衝撃のラストに驚き、2回目にその伏線探しを楽しみ、3回目でようやっとドラマの部分で泣いたという次第。。。
ホラー系の映画で泣けるなんてこの映画が始めてかもしれないですね。











※ これ以降ネタバレしてます。





































これまでのホラー映画に無い面白さが本作にはあった。
観客を怖がらせるだけのものではなく、それをドラマにしてしまうところが驚いたし、登場してくる幽霊達の演出というか、描写もリアリティがある。
まぁ、幽霊を見たことがないので、リアリティがどうのってわかるわけがないのですが、もし幽霊がいたとしたら、彼らがもつ感覚というのは生きている人間となんら変わらないと思うから。
そういう点でいうと、生きてるか、死んでるかの違いだけであり、幽霊の存在を普通に感じられる表現が面白かった。
特に、コールが後に助けることになる幽霊の女の子が登場した時、いきなりコールの前で吐くシーンがあるのですが、そんなシーンも観てる側からしてみればその表現方法が意表を突くし、それまでの映画だったら、幽霊が吐いて “ちょっと楽になった。。。” なんてセリフを言わせることはなかった。
本作での幽霊の設定(?)というのが、人間と変わらない姿形であり、死んでいることに気づかず、見たいものしか見ないというもので、その設定が映画として物語を作る上で成り立つ要素になっていて、観客も違和感を抱かずに観れる。
ただ個人的な幽霊観(?)としては、呪いや恨み怨念といった目に見えない心理的な力が働く場合があったとしても、物体でない以上、直接的に幽霊が人間にアクションをしてくるといった事は無いと思っているので、本作での幽霊の扱いは面白いとは思うが、あれこれと突っ込みたくもなる。
しかし、外国の場合は幽霊も攻撃的で、ポルターガイスト現象といったアクションも物理的だったりする。
そういった幽霊に対する概念をもった国では、すんなり受け入れられるのでしょうね。
普通、幽霊というのは目に見えないものというイメージがあるため、常識を覆すような衝撃を与えることができたのには、映画という観る事が第一条件のような媒体でこそ活きるネタなのだろう。


キャスティングについては、何はともかく、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんが良かった。
ブルース・ウィリスを完全に食った子役である。
子供なのにおっさん顔がまたいい。(´ー`)┌
迂闊にも、ポロっと涙がこぼれてしまうシーンが3ヶ所あった。
1つは、ブルース・ウィリス演じる精神科医・マルコムに自分(コール)を助けてくれるように必死で頼むシーン。
2つ目は、コールとの関係が上手くいかず、思わず神に助けを求め嘆く母親のシーン。
最後は、車中で自分(コール)の秘密を母親に告白するシーンですかね。
特に母親が決して聖母マリアのような完璧な人間っていうわけでもなく、自分の子供といえど、感情的に当たってしまうシーンなんて、普通の家庭ならどこでもあることで、変に善い人ぶっていない演出が良かったのだと思う。
よくよく考えると、すごくベタな親子の愛情物語なのだが泣けるなぁ。。。


本作のオチというか、トリックについてですが、初めて観た人は間違いなくびっくらこくだろうと思う。
ただ、納得できない部分もある。
コールが幽霊と遭遇すると、その周囲の温度が下がるという現象があり、コールの吐く息が白くなる。
これは、幽霊が人間と同じように見えるという設定のため、観客に幽霊が登場するぞ、とか、こいつが幽霊なんだぞと教えてくれる目印でもある。
頭が銃で吹っ飛ばされた人間といった、見た目でわかりやすい幽霊ばかりがでるとは限らないからだ。
けど、マルコムの場合だけ、この現象を再現しなかったことに納得できない。
彼が腹を銃で撃たれて死んだ時も、背中からしか出血していないという事も明らかにおかしい。
それもこれもオチのためというのはわかるが、だったらもっと辻褄を合わせて欲しい。
細密で計算された伏線を仕掛けておきながら、肝心のマルコムに関しては何故かズボラなのが理解に苦しむ。

1番の疑問は、コールはマルコムと教会で出会うのですが、マルコムが幽霊だということに気づいていたんでしょうかね?
マルコムはコートを着ていたし、季節は冬で暖房なんぞなさそうな閑散とした教会ですからねぇ。
幽霊を恐れていたコールがマルコムに話し掛けられて、訝しげながらも会話する点からも、幽霊なのか、生きてる人間なのか半信半疑だったんじゃないかなぁ。
じゃ、どこで気づいたのかっていうと、家にマルコムが来た時なのかなぁ。。。?
家の中で寒くなったらさすがにおかしいと思うだろうし、何よりも母親がマルコムを無視していることでわかったのかも。。。
それともやっぱり最初から幽霊だとわかっていたけど、自分に危害を加えるような乱暴な幽霊じゃなくて、やさしそうだったから会話が出来ただけなんですかね?( ̄〜 ̄)
どちらにしても、生きている人間(コール)の側からと、死んだ人間(マルコム)の側、相対する立場を両立させて1つの映像で見せようというのはちょっと無理があったのかもしれない。
ちょこちょこと綻びが出て、矛盾した映像になっちゃってますよね。







(  ゚_ゝ゚) { 『教えて・・・僕だけが、なぜ。』 見えすぎちゃって困るわ〜♪






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ワイヤー・イン・ザ・ブラッド セカンドシーズン DVD-BOX ワイヤー・イン・ザ・ブラッド セカンドシーズン DVD-BOX
ロブソン・グリーン (2005/12/02)
ジェネオン エンタテインメント
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イギリス人の女性作家、ヴァル・マクダーミドのミステリー小説をテレビドラマ化した、『ワイヤー・イン・ザ・ブラッド2』 のうちの1話を単独でDVD化した作品。
自宅近くのレンタル屋では、 『ワイヤー・イン・ザ・ブラッド』 自体が無く、仕方なくチョロチョロと単独化したDVDを借りました。(つд`)

レンタル屋にフラッと立ち寄って、ふと手にしたDVDには必ず、 『ワイヤー・イン・ザ・ブラッド』 の作品を引き当てます。
相当この手の作品が好きなんだなぁと我ながら不思議な感じです。
イギリス作品のミステリーって、地味だけど、古典的でインテリジェンスな感じがして、大好きなんですよね。


本作の内容は、家出少年達が次々に死体となって発見される。
彼らは全員、親から虐待を受けていた。
少年達を殺害した犯人は、虐待という地獄から彼らを解放するために、殺人を繰り返すという、サイコなミステリーとなってます。

感想は、ちょっとストーリーが複雑かなと思いました。
いつもの通り心理分析官トニーが、プロファイリングを独特の方法で行うのですが、論理的な感じがしなかったし、神憑り過ぎな気もする。
プロファイリング自体も、そんな心理に人間ってなるかなぁと半信半疑でしたしね。
観てる側からすると、かなりわかりずらい展開だったと思う。
それと、真犯人と思われた人物は、実は犯人でなかったという展開が二転三転として、くどいように思えた。











※ これ以降ネタバレしてます。




































唯一、突っ込んだシーンが、真犯人がわかり、拉致した子供の居場所を突き止めるため、犯人の車を刑事達が尾行するのですが、途中で犯人に撒かれてしまうんですよね。
でも、追跡を開始する前に、犯人が車から離れた瞬間があったにも関わらず、犯人の車に発信機をつけていないのは、絶対おかしいくないですかい?
ちょっとしたサスペンス性を出したかったのか?
でも、すぐ犯人のあじとはわかってしまうので、意味ないんだけどね。(´ー`)┌







(  ゚_ゝ゚) { 『一緒に逃げよう』 ネット上の関係ではあり得んだろう。





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親切なクムジャさん プレミアム・エディション 親切なクムジャさん プレミアム・エディション
イ・ヨンエ (2006/03/24)
ジェネオン エンタテインメント
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::: クライム・サスペンス ::: ★★☆☆☆


パク・チャヌク監督の “復讐三部作” 完結編。
というか、パク・ファミリー全員集合♪ って感じでした。(´ー`)┌
『オールド・ボーイ』 を観て、痛くて下品な人間描写が、好きになれなかったのですが、本作は、主役が女性ということもあり、そんなハードな内容にはならんだろうと鑑賞。


評価としては、思ったほど面白くなかったです。
確かに、イ・ヨンエの演技は良かった。
残虐な拷問シーンとかもなかったし。
ただ、クムジャさんに感情移入するほどの、人間描写があったかというと無い。
下品な性描写は健在だったけど。。。(´ー`)┌


何よりも、 『オールド・ボーイ』 でも書いたが、映画として最高潮に達した後からが、とにかく、長い! 長すぎるっ!!
これで終わりか? と思ったら、まだ続いてるという展開が延々続く。
なんだか、締めのデザートを何品も食べさせられている感じですね。(´ー`)┌
前半が、たくさんのスライド写真を、とっかえ、ひっかえ、シャカシャカと見せられているような、スピードのある映像展開で、無駄なコマを削り落としているせいか、余計ラストのもたつき感が、イライラさせられます。
1時間のショートフィルムでも良かったんじゃないかとさえ思う。










※ これ以降ネタバレしてます。




































『オールド・ボーイ』同様、前半は展開が速い上に、時間軸がメチャクチャで、とにかくわかりずらい構成ですね。
何がどうしてどうなった? っていう調子で、あれよあれよというまに、クムジャさんの復讐劇がスタート。
気づいた時には、そういうカラクリだったのかぁという、ミステリー好きには虚しい展開に。。。
どうもわたくしには、このスライド写真を見るような展開は、向いていないらしい。
また、クムジャさんの娘が、復讐に関係してくるのかなぁと、勘繰ってたのですが、予想に反してどんでん返しもなく拍子抜け。
コミカルな部分も狙いすぎてる気がして、笑えなかった。


復讐三部作とあるが、本作はクムジャさんの復讐劇なんでしょうか?
幼児を誘拐、殺害された、家族たちの復讐劇ですよね。。。?
そのお膳立てをしたクムジャさんは、確かに親切な人ではある。(´ー`)┌
刑務所内での彼女の奉仕活動にではなく、本当の意味での “親切” は、ココにあったのか。
復讐者にとって、これほど親切な人は、世界中探してもいないですよね。
もちろん彼女自身、誘拐殺人という罪をきせられたことに対する、復讐心はあったと思うが、あそこまで、壮絶な計画を実行するほどの心理には同調できない。
そこまでの人間描写があったともいえない。
そのせいか、余計にイ・ヨンエの演技が不自然に際立った。


画面どアップで、泣き笑いの複雑な表情を浮かべるイ・ヨンエは、鬼子母神がこの世にいたら、こんな顔してんだろうなぁと思うほど、まさに鬼気迫る表情でした。
赤いアイシャドウと、顔にかかる陰影が印象的だった。
イ・ヨンエという女優は、個人的には美人とは思えませんでした。
日本でいえば、昭和40年代のアイドルのような、古臭く、田舎っぺなおばさん顔。
いわゆる “流行顔” ではない。
ただ、不思議とラストで、雪が舞い散る中を歩く、彼女はとても清楚で美しいと思った。
メイクのせいですかね?
余談ですが、彼女は、日本の女優・高橋かおりに似てません?





(  ゚_ゝ゚) { 『最後の復讐が、一番哀しく、美しい。』 哀しいとは思えなかった。





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シャッフル シャッフル
ジャド・ネルソン (2006/03/03)
ビデオメーカー
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::: ミステリー・サスペンス ::: ★★☆☆☆


あらすじを読むと、とても面白そうなミステリー・サスペンスだったので、DVDレンタルしました。
ところが、始まって30分で、トリックがわかってしまうのです。
最初は、 まさか!? と思い、アレコレと自分なりのどんでん返しを考えてみたのですが、結果は、どんでんも返さず、あらすじ通りの “戦慄のクライマックス” とはなりませんでした。


火サスや、土ワイドの2時間サスペンスでは、開始30分程度で、一人殺害され、登場人物で大体こいつが犯人だなと推測できるのですが、本作はまさに2時間サスペンスもどきです。
邦題の 『シャッフル』 というタイトルも、あまりにも物語の核心をつきまくりで、逆にトリックを見破りやすくて災いしてますね。
映画未公開という作品ですが、未公開で正解だったよと思います。(´ー`)┌

あと、主人公の女性が魅力的とは思えなかった。。。










※ これ以降ネタバレしてます。




































双子のサラとテスの姉妹が暮らしているアパートで、次々と殺人事件が起こる。
住民の誰もが双子だと思っていた姉妹は、実は一人であり、彼女は解離性同一性障害(多重人格)だった。
治療で入院していた病院を脱走して、アパートに移り住み始めたはいいが、攻撃的な人格であるテスが、自分にとって不都合となる住人を抹殺していくというストーリー。


ミステリー・サスペンス、シャッフルというタイトル、双子の姉妹と3点セットを考えたら、一人二役の犯人像が浮かんできます。
というのも、序盤から双子が一緒に、第三者の目の前に登場するシーンを見せないんですから。(´ー`)┌
サラとテスが2人きりで会話をするシーンは、何度かあるのですが、そのどれもが、鏡越しでの会話であり、多重人格者の妄想を鏡を利用して演出していたことはすぐにわかる。
普通に考えたら、攻撃的なテスという人格が殺害を行っているのだろうと想像するのですが、人を殺すほどの動機がとてつもなく希薄なのと、まさか、ど素人でもわかるようなオチではあるまいと、どんでん返しを必死で考えました。


多重人格者というのは、もともとの人格である主人格と、自らが作り上げた別人格(複数の場合もある)が存在しますが、果たして、サラとテスはどちらが主人格なのだろうと、そこにわたくしは焦点を絞りました。
頭が良く、妹思いのやさしい女性のサラか、自傷癖があり、他人に迷惑ばかりかける不良のテスか。。。
実際には、そのまんまでテスが悪役でしたが、個人的には、主人格がテスで、実はいい子ちゃんのサラの方が別人格で犯人だったら、サスペンス性も高まり、意外性も期待できたのではと思いました。
というのも、殺害方法が、用意周到で、計画的であり、頭脳派のサラの方が犯人らしいから。
実際は、どちらが主人格で、別人格なのか、はっきりさせていなかったのでわかりませんが。。。


本作は、アパートの住人全員が、怪しい人物であるように演出してましたが、うさんくさいなぁと思ったのは、新しくアパートのオーナーになった、黒人の父親と娘の親子ですかね。
この親子をうまく物語で利用できてれば、意表をつくオチがつくれたと思うのですが。。。
この親子のオヤジなんですが、途中から全然登場しなくなったのには笑いましたね。
最初のうちは、娘にたかる不良男を、追い払うのに一生懸命だったくせに、娘が犯人と疑われて、殺されそうになっている時には、全く出てこないんだから。(o゚c_,゚o) プ
また、他の部屋に無許可で進入して、水道工事でもしてたんすかね? (´ー`)┌





(  ゚_ゝ゚) { 『私は狂ってない』 ラストのオチは余計です。





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