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スケルトン・キー (初回限定生産) スケルトン・キー (初回限定生産)
ケイト・ハドソン (2006/07/28)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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::: ミステリー・ホラー・サスペンス ::: ★★★★☆


久々のヒット。
面白かった。
本作が映画未公開というのが、全くもって信じられませんでした。
呪術や、フードゥーといったホラーらしい演出があるものの、スリラーやサスペンスといったスリリングな展開もある。
ミステリーとしても、登場人物が少なく犯人当ても簡単そうに見えるのだが、最後の、最後まで、トリックを見抜けなかった。
謎が解けた時の爽快感の反面、後味の悪さも感じられるというオマケつき。 (o゚c_,゚o) プ
ハリウッド特有のいらんオチも無く良かった。










※ これ以降ネタバレしてます。




































アメリカ作品とは思えなかったですね。
映像的にもショッキングな画や、多少人種差別的な表現もあり、子供向けでないことはたしか。
何よりも、ラストのオチが、後味の悪いものになったことが不人気の原因だと思う。
個人的にもキャロラインには、ベンを元の姿に戻してあげて欲しかったと思う。
それで終わればすっきりしたんですけどね。(´ー`)┌
まぁ、不条理な終わり方もアメリカらしくなくて、それはそれで良かったとも思う。


しかし、少ない登場人物でありながら、鏡やレコードなど小道具を初め、伏線の張り方や、タイトルを 『スケルトン・キー』(合鍵) としたり、観客の視線を逸らすような、演出や技術がべらぼうに上手い。
弁護士とヴァイオレットの意味深な関係や、白人でありながら、アフリカ料理を作ったり、掛けるレコードはブラック・ミュージックと、あちこちに細かい伏線を張っていた。
また、トリックについても、呪術的な意味での鏡のあり方に気づけば、わかったのかもしれない。
他にもキャロラインがベンを助けようする動機付けもしっかりある。
フードゥーについてもわかりやすく説明されているし、とにかくB級映画とは思えないほど、綿密に、詳細に映画が作られている点が、好印象。
一度見終わっても、いろいろと状況を確認したくて、再度見たくなる。
間違いなく買いの一本だ。
騙されたラストのトリックもそうだが、 “スケルトン・キー” (合鍵、マスター・キー)というタイトルも、上手いネーミングだと思う。
怪しい開かずの部屋を強調するかのようにつけられているため、キャロライン同様に、その部屋にある不気味な呪術道具ばかりに目を奪われてしまう。
目くらまし作戦としては上出来だったと思う。
個人的には、呪術の呪文が口伝えとかでなく、レコードとして残されているという点が面白いと思った。
本当かどうか知りませんが、レコードなどの媒体はどうあれ、形として残っていると思うと、恐ろしいですよ。
呪術の世界も先進的になったなぁなんて。 (´ー`)┌


前半のうちに、ベンとヴァイオレットの行動を見ていれば、『ミザリー』 のようなスリラー映画を連想します。
わたくしは、その時点で、ばばぁと、弁護士がタッグを組んで、ベンに砒素を毎日薬だといって飲ませて、殺そうとしてるんだろうなぁと想像してました。
その為に、黒人夫婦とその家にまつわる悲惨な事件と、フードゥーを利用して、ベンに恐怖心を植え付けているのだと思った。
南部の風習にどっぷりつかっている老夫婦を演じているが、現実的な遺産狙いの犯行かと。
もしくは、物置部屋に残されていたフードゥーの道具や資料から、フードゥーに真剣にはまってしまったばばぁに、弁護士が後ろからそそのかして、操っているとかね。
まさか、弁護士とばばぁの中身は、実は、黒人夫婦であり、呪術で体を入れ替えていたとは思いもよらなかったです。
老女は、命が尽きる前に、若い肉体に乗り換えようとしていたとは。。。
やられました。 完敗です。
遺産狙いだったとしても、何も住み込みの介護師を雇う必要性がないもんねぇ。。。
必要なのは、若くて健康な肉体だったんだから。


黒人夫婦の策略にまんまとはまり、フードゥーを信じてしまったキャロラインは、
哀れ、ベンと共に病院送りに。。。。゚(゚´Д`゚)゚。
ここまで非道な黒人夫婦は、キャロラインがぎゃふんと言わせて欲しかったなぁと思いますよ。
ベンもさぁ、物置で寝てないで、呪いが解けて、キャロラインを助けにくるとかしろよと。。。


本作には、アフリカ人がアメリカ南部に持ち込んだ、ブードゥーという宗教が根本にある。
この物語では、フードゥーとういうものが出てくる。
フードゥーというのは、起源はブードゥーという宗教にあるが、そこから魔術や呪術といったものだけを分化させたものだそうです。
宗教という考え方からは異なるもので、実践的で効力がある魔術。
がしかし、フードゥーによる魔術や呪術に効果があるのは、それを信じている者だけという前提条件があり、その人間の思い込みによる心理を巧みに利用した、サイコ・ミステリーともいえる。
他人の体と自分の体を入れ替えるという呪術を使う、黒人夫婦の何とも恐ろしい物語でした。





(  ゚_ゝ゚) { 『予測不可能な恐怖が襲う戦慄のホラー』 アイコアイコを聴くのが怖い。。。





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スパイダー スパイダー
モーガン・フリーマン (2002/10/25)
ジェネオン エンタテインメント
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::: ミステリー・サスペンス ::: ★★★☆☆


全米でベストセラーになった小説の映画化第2弾だそうです。
第1弾は、 『コレクター』 という作品。
ちなみに、 『ボーン・コレクター』 とは違うらしい。
この作品の原作も有名だよね。
映画が制作された年代も近いし、90年代後半はスリラー系のミステリーが流行ってたのかね?
主演のモーガン・フリーマンは、 『セブン』 で有能な捜査官役というイメージがついてるせいか、役柄に関しては違和感無く観れた。


正直、本作について、その存在すら知らなかった(宣伝も知らない)ので、B級サスペンスか、と高を括っていたのですが、意外や意外、普通にミステリーになっていた。 (´ー`)┌
そりゃ〜 当然ですよね、だってちゃんと原作があるんですから。
ただし、原作がある映画の問題は、2時間ちょいという時間の枠の中に、どう観客にわかりやすいように押し込むかなんですけどね。

その点は、正直無理があった。
アレックス(モーガン・フリーマン)が、シャーロック・ホームズのように、神がかり的な能力で事件解決しちゃうので、推理モノとして観てたら、えらいスピード感がある。
どうでもいい人間描写が気になりますけど、全体的には、絶賛はできないが、無難にまとめているで、及第点はあげられそう。


気になっていたのは、タイトルがなんで “スパイダー” なのかということ。
調べてみたら、原題が 『Along Came A Spider』 であり、原作では、物語にマザーグースの詩を引用しているそうです。
その中で女の子が蜘蛛に襲われるという内容の詩があり、そこからインスパイアされて書いた作品なんでしょうね。
映画のオープニング・ロールの出演者の名前のアルファベット一文字を、蜘蛛が糸を垂らして降りてくるようなイメージで、表示していたのはすごく凝っていて面白かった。








※ これ以降ネタバレしてます。



























序盤だけ見ていると、B級というよりは、C級とも思えるくらい、不自然さを感じた。
誘拐犯人(ソーンジ)が、毎日、2年間も自分(性格)を隠し、顔を作って変装して、教師としてセレブ学校に潜入していたなんて、どう考えても不可能に近い。
よしんば、そこを見逃したとしても、誘拐方法が荒っぽすぎだろう。。。
誘拐するのに、2年も費やすほど、慎重で計画的な犯人が、誘拐実行中に他の教員に目撃されて、あっさり殺し、死体も置き去りなんて、知能犯の思考回路でないのは明らか。
また、女性でありながら、大統領の護衛までしたというSP(ジェジー)が、すぐに感情を剥き出しにするほど、短気で冷静沈着でもなく、とにかく何をやるにもドンくさい。
とてもじゃないが有能とは思えない護衛官だったのも、腑に落ちませんでした。
しかし、端からB級というレッテルをつけていたので、こんなもんなのか? と思ってしまった。 (´ー`)┌
ラストの大ドンデン返しにはちょっと驚きましたね。


ソーンジの目的は、多くの著作を持つ犯罪心理捜査官アレックスに、
過去に起きた有名な誘拐事件を凌ぐ事件として、自分を主人公にした本を書かせたかったという、何ともはた迷惑で、くだらないものだった。
その計画に乗じ、まさに蜘蛛のように、裏で糸を引いていたのが、女郎蜘蛛・ジェジー。
しかし、主犯がジェジーというのは、言ってみれば、推理小説で犯人が警官だったとかいうオチと同じじゃないですか。。。
本格ミステリが好きな人にとってみれば、アンフェアとしか言えないなぁ。 (o゚c_,゚o) プ

ミステリ部分に手がこんでいただけあって、アレックスとジェジーの関係や、序盤で、アレックスが部下を亡くすエピソードが全く活かされていなかった。
いっそのこといらなかったんじゃないのかとも思う。
ジェジーをわざわざ相棒にしなくても良かった気がする。
あと、人を殺しすぎ。
フィクションとはいえ、物語上、意味の無い殺人は観ていて不快。





(  ゚_ゝ゚) { 『解けるか、この糸』 意気込みだけは感じました。






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酔拳 酔拳
ジャッキー・チェン (2006/07/14)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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::: アクション ::: ★★★☆☆


見てしまうよ、ジャッキー映画。
特に昔の作品大好き。
何が好きってジャッキーの筋肉ですよ!(あ、アクションもね!)
欧米人みたいに無駄にムキムキしてなくて、ほどよく育てられたチキンみたいにコンパクトで最高〜♪
作品的には木人拳のがより好きです。


子供の頃に観てた時は、拳を繰り出すシュッというよりは、バフッみたいな効果音が、本当に腕から出てるもんだと思っていた。
それにスピーディーな動きも、ちょこっと早回ししてるということを後から知ってがっかりだったですよ。 (´ー`)┌
まぁ、人間技じゃ無理ですよね。
カンフー主体の映画から以降、現代劇に舞台を移しても、彼の体を張ったアクションはすごいね。


いつも思うんですが、ジャッキーの食べ物を食べてる姿ってすごくうまそうに見える。
饅頭をパクついてる時の顔ったらとっても幸せそうです。
あと、彼の走り方ってすごく特徴的ですよね。
カンフーには無駄な動きはないのに、走りのフォームはめちゃくちゃよ、あ〜た。 (´ー`)┌
というか、ジャッキー映画の演出がオーバーだからか?


本作では酔えば酔う程無敵となる“酔拳”の極意を伝授されるジャッキーですが、単に手がつけられない酔っ払いと理解しとけばいいんですかね?
実際にあるのか、ないのかわからない怪しげな拳法ですが、すんごい敵も倒したのでGOOD!
それにしてもいつ見ても特訓シーンて痛そうですよね。
わたくしのような軟弱者が、一日入門したら、帰りは霊柩車で送られてきそうですよ。
物語中で、ジャッキーが親戚の伯母さんと一戦交えるシーンがあるのですが、その伯母さんのカンフーがキレイでした。
男性の荒っぽく迫力、スピード感のあるアクションとは一味違く、女性の柳のようなしなやかな動きのアクションも優美で良いです。






(  ゚_ゝ゚) { ジャッキーの拳法着がおしゃれでした。。。 ほすぃ。







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スティグマータ 聖痕 スティグマータ 聖痕
パトリシア・アークエット (2006/06/17)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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::: オカルト ::: ★★★★☆


世界各地で現実に起きているといわれる “聖痕現象” をテーマにオカルティズムの世界を描いた作品。
『エクソシスト』 と比べられますが、ホラー的なショック映像で恐怖を楽しむような演出ではない。
キリスト教やバチカンに関して、深く掘り下げているところがおもしろい。










※ これ以降ネタバレしてます。




































ピッツバーグに住む美容師のフランキーは、ある日突然奇怪な現象に見舞われる。
杭で打たれたような両手首の傷をきっかけに、イエスが受けたとされる同じ傷を負った。
その聖痕現象がバチカンの知るところとなり、科学者でもあるアンドリュー神父が彼女の元に派遣された。
しかし、フランキーは無神論者であることから、傷は聖痕とは無関係と調査を打ち切ろうとする。
ところが、フランキーの身に起きた聖痕現象には、バチカンがひた隠しに隠してきたある福音書が深く関わっていた。
福音書にはイエスが弟子に直接語ったとされる言葉が記述されており、この内容が教会の権威を失墜させる恐れがあると、バチカンの枢機卿は、悪魔払いと称してフランキーを殺害しようとする。
神に仕える身とかいいながら、都合の悪い真実を握りつぶす姿勢というか体質は、悪霊より恐ろしいものがあるなぁ。 (´ー`)┌
フランキーを救うためバチカンとアンドリュー神父は激しく対立する。


フランキーの悪魔憑きと思えるような現象は、ある人物が彼女をメッセンジャーの役割にするためだった。
冒頭のアンドリュー神父がたまたま訪れた、ブラジルでの葬儀のシーンをじっくり見ていれば、その後の展開がとても理解しやすい。
キーポイントは、ハト、ロザリオ、福音調査会、謎の言葉ですかね。
ただのホラーでない面白さは、このキリストにまつわる謎が物語を複雑にしているからだ。
また、映像が幻想的で美しく、ゴシックかつ宗教の重厚なイメージを残しつつも、演出はモダンな仕上がりになっている。
もの静かで理知的なアンドリュー神父は、シュワちゃん主演の 『エンド・オブ・デイズ』 で悪魔を演じていたガブリエル・バーンが演じている。
どちらの作品も甲乙つけがたいほど演技が素晴らしい。

ラストで白衣を纏いハトと戯れる聖人の石造がある庭を歩くフランキー。
彼女も同じようにシーツにくるまり、舞い降りてきたハトを手にのせて微笑んでいるシーンが印象深かったです。




神の国は汝の内にある。
 汝のまわりにある。
木や石の館にではない。
 薪を1つ割れば、わたしがいる。
石をどければ、そこにわたしがいる。


イエスはカトリックが掲げる、非人間的な戒律を指示してはいないのだと。
キリスト教の信者でも、そうでなくとも “信仰” のありかたを考えさせられるような言葉。
1945年、“生きたイエスの言葉” が書かれた巻物、 “トマスの福音書” が発見された。
イエスの言葉に最も近いと学者達は唱えるが、バチカンは異端として認めていない。






(  ゚_ゝ゚) { 『世界各国で現実に起きた解明不可能な“現象”』 主演女優に有名どころを使えば、もっと良かったのに。。。








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スリーピー・ホロウ スリーピー・ホロウ
ジョニー・デップ (2006/07/19)
ポニーキャニオン
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ホラー・ミステリー ::: ★★★☆☆


古典小説 『スリーピー・ホロウの伝説』 をベースに製作された映画。
主演は、ジョニー・デップ。
ジョニーさんて、ほんと不思議な人ですよねぇ。。。
何作か見たことありますが、どれも最初はジョニー・デップと気づかなかったりする。
特殊メイクの効果もあるんですが、役作りで痩せたり太ったりと、デニロー並みの役者根性してます。
20歳くらいの年代の幅もなんのそのこなしてしまうのには驚きです。
しかし、演出は変わらず二枚目半を貫いてるね。(o゚c_,゚o) プ

全体的な雰囲気が江戸川乱歩風に感じました。
イカボッドが明智くんで、彼の助手として捜査に加わる少年が、小林くんみたいな。。。










※ これ以降ネタバレしてます。




































わたくしホラーが苦手なので、TVで放映されなかったら、きっと死ぬまで見てなかったです。
最初から、最後までホラーなのかと思っていたら、1/3を過ぎた時点で、これは、ミステリー?(・oノ)ノ  な雰囲気になってきた時はちょっと驚きました。
ホラーは目くらましで、実はミステリーだったんじゃ? と急に真剣に見始めました。 (o゚c_,゚o) プ
当初は、首なし騎士の伝説を悪用した人間の犯罪だと思ってたのですが、ヤツは本当にゴーストだった。。。
そのホラー部分をのぞけば、ミステリーとして充分見られます。
ジョニーさんのキャラクターも捜査官のくせに、気が弱く、繊細で、コミカル。
そこかしこにユーモアが散りばめられてて笑えました。
映像的には舞台設定が1799年ということもあり、古臭い感じが良かったです。
ゴシック・ホラーとしての不気味さが、灰色を基調とした映像でよく伝わりました。

疑問だったのが、イカボッド(ジョニー・デップ)が事あるごとに、自分の母親の回想シーンを見るのですが、それが事件とどんな関係が。。。?
彼の母親が魔術に長けていたらしいということはわかるのですが、だからなんなんだ?
本編となんらかの関連性があるようなのだが、うまくクロスしてないように思えた。





(  ゚_ゝ゚) { 『月夜の晩は、なくした首がすすり泣く』 いまいちなキャッチでした。。。





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