ADMIN TITLE LIST
ビロウ ビロウ
マシュー・デイヴィス (2003/09/25)
東宝
この商品の詳細を見る

::: サスペンス・ミステリー ::: ★★★☆☆


第二次世界大戦中の1940年が舞台。
アメリカ軍潜水艦タイガー・シャークは大西洋海域を航海中、ドイツ軍潜水艦Uボートに撃沈された、イギリス病院船の生存者3名を救出する。
その内の1人は看護婦のクレアという女性だった。
この時代、“女性は潜水艦に不吉な災いをもたらす” と信じられていたことから、艦内に戦慄が走る。
やがて敵船をやり過ごすため静まりかえっていた艦内で、不可解な現象が起こり始めた。
更にドイツ軍からの攻撃も激しさを増していき、乗組員は “外側の見える敵” ドイツ軍と、館内に潜む “内側の見えない敵” の両方から襲われ、八方塞がりの状態に追い詰められていく。
やがて、身震いする程のショッキングな事実が判明するのだった。


B級とは思えないほど、以外と楽しめました。
有名な俳優が誰もいないのに。。。
わたくしは、戦争モノや、軍隊モノが嫌いでして、当然、潜水艦がメインの映画も今まで見たことがなかった。
なので、作品の良し悪しは全くわかりません。
もっとマニアックでリアルな作品があるのかもしれませんが。。。

戦争映画というと、陸上での銃撃戦や、上空での戦闘機のミサイル攻撃を思い浮かべますけど、海での戦艦や潜水艦の戦いを描いた映画って、あまりないような気がする。
撮影の難しさとか、地味だし、スピード感がないのが原因なんでしょうか?
わたくしは結構好きになりましたよ。
静かだけど、緊迫感がある心理戦が。
以外と日本人向きの映画なんじゃないかと思いました。

ジャンルとしては、ホラーっぽい演出があるのですが、それよりもミステリーとしての要素が強いように思えました。
潜水艦という逃げ場が無い場所でのサスペンスですから、パニックものとしても見れそうです。










※ これ以降ネタバレしてます。




































潜水艦同士の戦いというのがすごく面白かったです。
もちろん正面きって、機雷を発射し合うなんてものじゃないのですけどね。。。 (´ー`)┌
爆弾の大量投下や、アンカーフックを使って潜水艦を傷つけたりと、ネチっこい攻撃がすごかった。
時代背景が1940年ということなので、現在はどうなのか知りませんけど。
潜水艦内での乗組員の会話や行動が、イメージしていたよりは、すごくスピーディーだった。
会話の内容はほとんど意味不明でしたけど。 (´▽`;)ゝアハハ〜
特に印象に残ったのが乗組員は、目ではなく、耳を非常によく使うのだなぁと思いましたね。
使っているというよりは、頼っているといったほうがいいかもしれん。
ドラムカン爆弾が潜水艦の上部を転がっていく音や、クジラの声などなど。。。
乗組員たちはちょっとした音でも敏感に反応する。
それだけ深海は暗く静かな場所なんでしょうか。

外の世界(深海)を知るには、レーダー以外は耳に頼るしかない。
普通の環境下にいるわたくしでも、暗闇の中で草木が幽霊に見えたなんて錯覚は起こしますよ。
目よりも、耳が敏感になっている乗組員は、
逃げ場が無く、空気も少なくなり、敵に追われる、そんな緊迫した状況下で、不可思議な体験をしたら、パニックを起こしてもおかしくない。
モップが幽霊に見えても、死体が話しかけてきたと思っても仕方ないですね。
なので、本作でのホラーちっくな演出は、わたくしはホラーとしては見てませんでしたね。


ホラーな部分は置いておいて、ミステリーの部分が良かった。
“身震いする程のショッキングな事実” という宣伝文句は伊達ではないと思いました。
自分達が撃沈したと思っていたドイツ軍の潜水艦は、なんと3名を救出したイギリス病院船だったとは。。。
Uボートと同じシルエットだったイギリス船を誤爆してしまった。
実際こんなミスありえないと思うのですが。。。
敵艦と同じような外観に造船しないだろう。。。よりによって病院船を。
まいっか、このミステリがあったから、ただのホラーで終わらないで済んだのだから。

乗組員たちは見えない敵に、脅かされてましたが、なんのこっちゃない、見えない敵は疑心暗鬼に陥った自分自身だったのでしょうね。
潜水艦が沈没していった海底が、撃沈した病院船の隣とは。。。 皮肉な結末でした。





(  ゚_ゝ゚) { 『見える敵と見えない敵』 ブライス艦長の航海日誌は妄想日記♪






テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





英雄 ~HERO~ スペシャルエディション 英雄 ~HERO~ スペシャルエディション
ジェット・リー (2004/01/23)
レントラックジャパン
この商品の詳細を見る

::: アクション・歴史劇・ミステリー ::: ★★★★☆


最初にこの作品を見た時は、期待を裏切られた気持ちで一杯でした。
ジェット・リーが主役ともなれば当然、武侠アクションを想像するし、日本版のCMもアクションを中心にした構成だった。
フタを開けてみたら、アクションなんて物語のアクセサリーにすぎなかった。
実際は、ファンタジックで心象風景を情感たっぷりに描いた、ヨーロッパ向きの作品と言えるでしょうね。
“美しいだけの映画” と思っていましたが、何回か観るうちにこの映画の良さがなんとなくわかってきたような気がします。
最近の中国映画は、 『グリーン・デスティニー』 で味をしめたのか、映像美や幻想的な精神世界を描く作品が多い。
『グリーン・デスティニー』 では武侠が中心で、それを際立たせる為だったように思えるが、今はその比率が逆転してるようです。










※ これ以降ネタバレしてます。




































難点を上げれば、ストーリーがかなり複雑で、2転、3転と変わっていくので集中して観ていないとおいてけぼりくらいます。
さらに、一度観終わって自分の中で消化したのに、ビデオテープを巻き戻して再生するように、今度はベースは同じだが、さきほど観た内容とは別のエピソードを観させられるため、混乱するうえに、同じパターンを何度も観るのはひどく疲れます。

しかし、どれが事実で、どれが空言なのか?
監督自身の答えは最後のエピソードとして、秦王に語らせてるのだと思いますが、明確な答えは曖昧で濁してるいるため、選ぶのは観客自身という趣向は面白いです。
これは、作品のテーマでもある “真の英雄とは?” この答えを見つける為の布石なのではないでしょうか。


キャストについて言えば、主役はジェット・リーのはずですが、トニー・レオンとマギー・チャンに喰われた模様。
わたくしは恋愛映画大嫌い病なんですが、本作のトニーとマギーの憎愛というのでしょうか?
複雑な恋愛心理はいたく好きです。
また、マギーの肝の据わった美しさも好きです。
表情は凛として、芯の強い女性のイメージがあるんですが、繊細な演技も見せてくれました。
ただ、チャン・ツィイだけは好きになれない。
いつも激しくて、生意気で、ツンケンしてる小娘風の役を卒業できないでいる。
彼女の本質っぽいなぁ。。。

笑っちゃったシーンは、トニーが3、4回刺されてます。。。 (o゚c_,゚o) プ
あれだけ刺されて死ぬシーンを撮るのも大変だったでしょうね。
さらに、秦王が無名にどんな相手でも一撃のもとに倒すことのできる剣術の名を問うたところ、

無名: 『十歩一殺剣でございます!』 (o゚c_,゚o) プ 変な名前

秦王: 『良い名じゃ!!』 (゜ロ゜) ギョッ!! マジ?

と大爆笑でした。
秦王役のチェン・ダオミンは、中井貴一に似てません? (´ー`)┌


映像美を褒め称えられた映画ですが、中でもわたくしが好きなのが、雨と琴の音が響く中、ドニー・イェンとジェット・リーが碁会所で剣を交えるシーン。
一騎打ちのシーンそのものももちろん良かったのですが、碁を打つ部屋の屋根には穴が開いており(碁盤の真上)、雨の滴る碁盤で自然を感じながら碁を打つなんて、粋じゃないですか。
日本のわびさびに似た演出がお気に入りです。


監督が創造した英雄像は、ジェット・リー演じる、無名のはず。
しかし何度か観るうちに、大儀のためと多くの人民の犠牲を払ってでも中国を統一しようとしている秦王(チェン・ダオミン)や、恋人を裏切ってまでも未来の中国のために秦王暗殺を諦めた残剣(トニー・レオン)も、主要キャラそれぞれが英雄になり得る存在なんだと思った瞬間に、

『あなたにとっての英雄は誰ですか?』

転じて、

『あなたにとって信念を貫くような生き方とは?』

と監督に問われてるような気になりました。





(  ゚_ゝ゚) { 『この国はまだ、本当の英雄<ヒーロー>を知らない』 英雄って死なないと認められないよね。。。





テーマ:映画感想 - ジャンル:映画







| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2008 snook. de movie, All rights reserved.
ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー 1GB!FC2ブログ(blog)