第二次世界大戦中の1940年が舞台。
アメリカ軍潜水艦タイガー・シャークは大西洋海域を航海中、ドイツ軍潜水艦Uボートに撃沈された、イギリス病院船の生存者3名を救出する。
その内の1人は看護婦のクレアという女性だった。
この時代、
“女性は潜水艦に不吉な災いをもたらす” と信じられていたことから、艦内に戦慄が走る。
やがて敵船をやり過ごすため静まりかえっていた艦内で、不可解な現象が起こり始めた。
更にドイツ軍からの攻撃も激しさを増していき、乗組員は
“外側の見える敵” ドイツ軍と、館内に潜む
“内側の見えない敵” の両方から襲われ、八方塞がりの状態に追い詰められていく。
やがて、身震いする程のショッキングな事実が判明するのだった。
B級とは思えないほど、以外と楽しめました。
有名な俳優が誰もいないのに。。。
わたくしは、戦争モノや、軍隊モノが嫌いでして、当然、潜水艦がメインの映画も今まで見たことがなかった。
なので、作品の良し悪しは全くわかりません。
もっとマニアックでリアルな作品があるのかもしれませんが。。。
戦争映画というと、陸上での銃撃戦や、上空での戦闘機のミサイル攻撃を思い浮かべますけど、海での戦艦や潜水艦の戦いを描いた映画って、あまりないような気がする。
撮影の難しさとか、地味だし、スピード感がないのが原因なんでしょうか?
わたくしは結構好きになりましたよ。
静かだけど、緊迫感がある心理戦が。
以外と日本人向きの映画なんじゃないかと思いました。
ジャンルとしては、ホラーっぽい演出があるのですが、それよりもミステリーとしての要素が強いように思えました。
潜水艦という逃げ場が無い場所でのサスペンスですから、パニックものとしても見れそうです。
※ これ以降ネタバレしてます。潜水艦同士の戦いというのがすごく面白かったです。
もちろん正面きって、機雷を発射し合うなんてものじゃないのですけどね。。。 (´ー`)┌
爆弾の大量投下や、アンカーフックを使って潜水艦を傷つけたりと、ネチっこい攻撃がすごかった。
時代背景が1940年ということなので、現在はどうなのか知りませんけど。
潜水艦内での乗組員の会話や行動が、イメージしていたよりは、すごくスピーディーだった。
会話の内容はほとんど意味不明でしたけど。 (´▽`;)ゝアハハ〜
特に印象に残ったのが乗組員は、目ではなく、耳を非常によく使うのだなぁと思いましたね。
使っているというよりは、頼っているといったほうがいいかもしれん。
ドラムカン爆弾が潜水艦の上部を転がっていく音や、クジラの声などなど。。。
乗組員たちはちょっとした音でも敏感に反応する。
それだけ深海は暗く静かな場所なんでしょうか。
外の世界(深海)を知るには、レーダー以外は耳に頼るしかない。
普通の環境下にいるわたくしでも、暗闇の中で草木が幽霊に見えたなんて錯覚は起こしますよ。
目よりも、耳が敏感になっている乗組員は、
逃げ場が無く、空気も少なくなり、敵に追われる、そんな緊迫した状況下で、不可思議な体験をしたら、パニックを起こしてもおかしくない。
モップが幽霊に見えても、死体が話しかけてきたと思っても仕方ないですね。
なので、本作でのホラーちっくな演出は、わたくしはホラーとしては見てませんでしたね。
ホラーな部分は置いておいて、ミステリーの部分が良かった。
“身震いする程のショッキングな事実” という宣伝文句は伊達ではないと思いました。
自分達が撃沈したと思っていたドイツ軍の潜水艦は、なんと3名を救出したイギリス病院船だったとは。。。
Uボートと同じシルエットだったイギリス船を誤爆してしまった。
実際こんなミスありえないと思うのですが。。。
敵艦と同じような外観に造船しないだろう。。。よりによって病院船を。
まいっか、このミステリがあったから、ただのホラーで終わらないで済んだのだから。
乗組員たちは見えない敵に、脅かされてましたが、なんのこっちゃない、見えない敵は疑心暗鬼に陥った自分自身だったのでしょうね。
潜水艦が沈没していった海底が、撃沈した病院船の隣とは。。。 皮肉な結末でした。
( ゚_ゝ゚) { 『見える敵と見えない敵』 ブライス艦長の航海日誌は妄想日記♪