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キル・ビル Vol.1 キル・ビル Vol.1
ユマ・サーマン、ルーシー・リュー 他 (2004/04/16)
ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント
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キル・ビル Vol.2 キル・ビル Vol.2
ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン 他 (2004/10/08)
ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント
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::: クライム・バイオレンス・アクション ::: ★★★☆☆



結論から言うと、わたくし結構こういう作品好きなんですよ。
とは言っても、残虐なシーンは嫌いなんですけどね。
ただ時代劇にしろ、本作にしろ、明らかにフィクションというよりもSFに近いくらいの世界観なので、100人斬りをしようが、首ちょんぱされようが、あまり抵抗がないのが良い。


本作を一言でいえば、タラちゃんの夢物語ってことなんでしょうね。
夢といっても、あれですよ、夜寝てる時に見る夢のことですよ。
夢で見た突拍子もない出来事に、あーだこーだと正論を突きつけても意味のないことと同じで、本作についても、あれこれと突っ込むだけ無駄なんでしょうね。
まぁ、突っ込みだしたら切りが無いってことでもあるんですが。。。
なので、映画としての正等な評価は出来ないです。
大衆向けに作った商業的な作品というよりは、個人のメモリアル映像となんら変わらないしな。
それに、深作監督に対するオマージュと表することで、批判的な意見をシャットアウトすることもできて、タラちゃんにとってはずいぶんとお得な作品になっている。
自分の好きな事を、好きなように、自由気ままに映画を作る。
なんて、お気楽な作品でしょう。(笑)
とりあえず本作を観れば、タラちゃんはマニアックで、正常と異常の境をフラフラと歩き続けている、映画大好きな監督だってことだけはわかりますね。(´ー`)┌
この人映画作ってなかったら、絶対、病院か刑務所に居ますね。きっと。


本作が映画として成り立っちゃったのには、市場を主に日本にしたことと、復讐劇という主題の中に、日本のチャンバラ劇(時代劇や任侠ものなど)や、カンフー映画や、ウェスタンと、タラちゃんの好きなものばっかり寄せ集めて作ったことで、幅広く、しかもコアなファン層を獲得できたからでしょうね。
ただ、ちょっと観点がズレてるのが、トム・クルーズもそうでしたけど、日本の市場をターゲットにするには些か見当はずれじゃないのと思わずいられない。
アメリカを筆頭に自国の文化以外をあまり尊重しようとしない国が多い中、抵抗なく他国の文化を迎えられるという、ある意味お人好しさんのお国柄である日本をターゲットにするのは正解なのですが、経済力がガッタガタの日本は、昔の面影今に無しである。
そんな国で興行成績を期待するのは無理であると思われる。
まだ、日本はお金持ちの国という時代錯誤なイメージを持っている監督では、今後の新作は期待できないでしょう。












※ これ以降ネタバレしてます。






































外国人や日本の若い人が本作を見たら、斬新で新しい感性の映画に思うかもしれませんが、わたくしからしたら “なつかしい” 映画だったりする。
千葉真一や大葉健二が登場してきた時点で、 『影の軍団』 だ! と大喜び。(笑)
また、70年代の作品で、梶芽衣子主演の 『女囚さそり』 シリーズや、 『修羅雪姫』 シリーズを彷彿とさせる世界観は、個人的には好きなのだ。
西洋のバイオレンス映画にありがちなオーバーアクションで、まずは言葉ありきで、外側に発散していく感情を描く英語圏の人種と違って、日本独特で内側にひたすら溜め込む感情が表現される復讐劇が良かったりする。
おそらくこういう感覚の映画は、現代の人は観られないのかもしれないですね。
昔は、R18とR15といった制限がほとんど無かったですし、残虐なシーンなんかも平気でテレビで放送して、子供も大人も観てた時代ですからね。


キル・ビルに関しては、日本の独自性というのはあまり感じられなかった。
まだ昔のアメリカ人が考えたような日本の姿、日本人像みたいなとんちんかんな描写が多数ある。
ただ、それはB級作品を意識して作った故意の演出ならお見事と言いたいですけど、映画自体は、かっこよく作り過ぎな感じがある。
もうちょっと、笑っちゃうような手抜きさというか、金のかかってないようなB級らしさがあっても良かったと思う。
この映画で1番褒めたい点は、構成なのかもしれない。
ドラマチックなストーリー展開が良いですよね。
時間軸を変えて、過去のエピソードをvol.2に入れたり、アニメーションを交えたり、多少現実的でありながら、パラレルワールドのような世界を作ったことで、 “何でもあり” の夢物語のようになっている。
ブライドが飛行機に刀を持って搭乗できるのも、頭を打たれても生きていたのも、100人斬りをやっても逮捕されないのも、最強の刺客と言われながら、以外とドジなブライドなのも、全て何でもありの夢の世界だからで済まされる。。。
お得な映画ですよね。(´ー`)┌


全体的には良かったと思うのですが、難を言えば、長すぎることですね。
どうにかして、1本に収められなかったんですかね?
はっきり言って、どうでもいいようなシーンはたくさんあった。
ただ、そこを作りこむことで、登場人物達や作品に厚みが出ることは間違いないんですけど、バイオレンス・アクションを観ている観客には、ただ眠たいだけのシーンでしかない。
とくにvol.1は、これだけ観たらただの人殺しの映画でしかない。
そうまでして、アニメパートを延々と流す意味はないと思うし、日本人からしたら、あんな100人(?)斬りなんて、高橋英樹の方が1000人くらい斬ってんじゃないのか? って思うほど見慣れているチャンバラなので、さして面白いものではない。
妙ちくりんな日本語も、ただ日本人を笑わせたいだけのものとしか映らないし。
そうなると、vol.2だけ観れば済んでしまうんですよね。
2の方が構成が凝っていて、それだけでも面白いのだから。
社会性やメッセージ性のある作品でもないので、初心に返って、B級らしさをとことん追求して欲しかったです。


ちょっと謎だったのが、何故vol.1で、ブライドの名前が伏字だったんですかね?
隠す必要性を全く感じなかったんですが。。。
何か名前に関する話を聞き逃していたのでしょうか?

個人的には、ブライド(ユマ・サーマン)よりも、エル・ドライヴァー(ダリル・ハンナ)の方が好き。
リカちゃん人形じゃなく、バービー人形みたいなかっこよさが好きだなぁ。
仲間を出し抜いて殺しちゃうくらいの悪党なんですけど、ブライド相手に戦っている時には、正々堂々(?)刀で戦っちゃって、逆にブライドに目潰しくらってやられちゃう、ちょっとおっちょこちょいな人ですよね。(´ー`)┌
タラちゃんが用意した笑いどころはことごとく失笑だったんですけど、腹を抱えて笑ったシーンが1ヶ所だけありました。
エルが師匠である、バイ・メイに毒を盛り殺害するというエピソードなんですけど、バイ・メイというカンフー(?)の達人は、師匠だけあってすげぇ〜強いんですよね。
強いんだけど、脳ミソと胃袋だけは人並みだったってとこが笑えた。
だって、この師匠はエルの眼を潰したのだから、逆恨みされていてもおかしくない。
なのに彼女が作った食事を平然と食っちゃうんだから、もうおバカさんとしか言いようが無いじゃないか。'`,、('∀`) '`,、
このじいさん、何故か日本人に対して誹謗中傷していたり、ヒゲの触り方がキモく、拷問好きのサドジジイという悪い印象しかなかったんですが、死んで当然って感じでした。(´ー`)┌






(  ゚_ゝ゚) { 『やっちまいなぁ〜!!』 それが聞きたいばかりに観たようなもん。








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