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日本沈没 スタンダード・エディション日本沈没 スタンダード・エディション
(2007/01/19)
草ナギ剛、柴咲コウ 他

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::: SF・パニック・ドラマ  ::: ★☆☆☆☆



知り合いに付き合わされて観た映画です。
決して、わたくしの意思ではありません。
これだけは、釈明させてください。(笑)

拷問のような2時間を耐え抜いたわたくし。
自分を褒めてあげたいです。(つд`)
日本は沈没してませんが、わたくしの気持ちは “しんかい6500” ですら辿り着けない暗い海の底に沈没しましたね。(笑)
こんな愚作が、韓国で上映されたと聞き、敗北感と国辱で一杯です。( ̄− ̄メ)


誰もが思ったであろう。
なんだ、 『アルマゲドン』 の海洋版じゃ〜んと。
原作は、小松左京の同名小説であり、1973年に一度映画化されている。
わたくしはSF嫌いなので、未読ですが、明らかに原作の方がおもしれぇ〜んだなぁと思わせるほどの作品。
とにもかくにも、日本の一大事という割には、緊迫感が感じられない。
それもこれも出演者の薄っぺらい演技と、ドラマチックとは言い難い深みのない人間ドラマ。
トヨエツの曲芸師かと思うほど軽い演技に、現代っ子か、リストラされたおっさんのように覇気も、主役としてのオーラも感じられない草薙。
吉田日出子や六平直政の演技はまだしも、演出が 『ALWAYS 三丁目の夕日』 みたいな昭和の呑気な雰囲気を醸し出しちゃって、全然、切羽詰った危機感を感じられない。
ひどい、ひどすぎなキャスティングに設定、演出だ。(´ー`)┌


パニック映画と、恋愛映画を上手く見せる方法はあったと思うのですが、そのバランスが異様に悪い。
日本が噴火や津波に見舞われるCG映像自体は、良かったとは思いますが、それをただこれでもか、これでもかとバンバン垂れ流しにするだけってのがひどい。
こんなんだったら、誰だって映画監督になれるっつ〜の。
必至で、命がけで日本を守ろうとか、生き残ろうとする人間たちのドラマとは到底思えない。
感動? 問題外でしょう。
















※ これ以降ネタバレしてます。








































わたくしは不思議で仕方が無かったです。
日本が大災害に見舞われ、しかも海外への退路を断たれた人々が、一縷の希を託し、高い山を目指してひたすら歩いて移動をしているというのに、何故か、小野寺だけは、呑気に各地を瞬間移動するのです!
しゅ、瞬間移動!?(゜ロ゜)  としか思えないのですよ。
車はあっても動かすガソリンは無いはずで、移動手段が不明のまま、実家に戻ってみたり、阿部にプロポーズしに行ったり。。。(笑)
随分と余裕ぶっこいた、ちょっとした小旅行気分を見せ付けるミラクルな演出で、緊張感台無しである。
しかも、身なりがキレイだ。。。血の通った人間であれば、行く先々で救援活動とかしてたりすると思うのですが、そんなことには無関心と言わんばかりに、灰すら被らないおきれいなツラをスクリーンに晒し続ける草薙。
アイドルはうんちもしないんでしょうけど、映画の演出くらい許可しろよ、ジャニーさん。

さらに、主役であるはずの草薙ですが、いまひとつ出番があまりない。
各地を点々とする映像ばかりで、主演と言いつつも、存在感が欠片も無く、最後のおいしい場面しか見せ場が全くない。
アイドル(笑)としての忙しいスケジュールの片手間に出演したとしか思えない。
片手間で主役とは。。。なんともおいしい話である。(´ー`)┌
そんなわけで、ヒーローとしての良い場面は、結城(及川光博)に奪われたといっても過言ではない。
フラフラとボウフラのように、自分の幸せだけを考えて行動していた草薙よりも、日本をというよりも、家族を守るために真っ先に、自分のやるべきことを考え、信念を貫き、命を投じた結城の方が、遥かに立派である。
しかも、その死に方がイイ!
制御を失い、海の底へと落ちていく潜水艇の中で、孤独と恐怖の中で死んでいく、否、死ななければならない結城。。。
水圧のために内壁が破損し、海水がどんどこ浸水してくる。
思わず、神様!と叫びたくなるほど、死への恐怖を体感できる。
だからこそ、結城に対して共感できるが、それに引き換え、ヘタレ草薙は、死に際を見せない。
人間死ぬ時は、誰もが無様だし、悲惨なもんだと思うのだが、どこまでもクリーンでいたいらしい。
それどころか、もう1つの見せ場でもあるラブシーンでは、キスどころか、人生最後の夜を阿部と迎えるというのに、 『今は。。。できないッ!!』 などと、拒否!(゜ロ゜)
大爆笑である。
それは、女性である阿部のセリフだよと言いたい。(´ー`)┌
あの状況で、男だったらやるだろう。。。やるよなぁ。。。( ̄〜 ̄)
おまえは童貞か! と突っ込んだのはわたくしだけではないはず。(笑)
ハリウッド並みのラブシーンくらい演じてみせろとは言わないが、これじゃ恋愛ドラマではなく、恋愛ゴッコだといわざるをえないほど幼稚すぎる。
死を目の前にした男の演技も、恋愛の演技も、この映画の1番の見所というか肝で、全て逃げた有り得ないヘタレっぷり。
草薙は、自ら俳優業は最低レベルですと公言しているようなもんです。
ついでに歌もね。。。

また、小野寺(草薙)と、阿部(柴崎)が結婚を考えるまでの経緯がなく、おそらく彼らの親戚や友人が死んでいるであろう極限状態で、どうすれば相思相愛になるまで呑気な恋愛に発展するのか。。。?
全くもってわからない。
そもそも、こんな状況下で、恋愛ドラマなんかやること事態がおかしいのですがね。。。
恋愛ドラマに不向きな草薙を起用したのなら、肉厚で泥臭い人間ドラマ1本でやって欲しかった。。。

1番ひどかったのが、阿部にはイギリスに行くと言って、別れたはずなのですが、何故か、阿部が寝ている枕元に置手紙をする小野寺。。。
その手紙には、イギリスに行くのは嘘であり、命懸けのっつか、自殺とも言える任務を遂行する旨書かれてあるのです。
これって、日本人的な美意識からしたら有り得なくてびっくらこきました。
何で、ばらすの?(笑)
男だったら、阿部を騙したまま死んでいけよと突っ込みました。。。(´ー`)┌
やらしくないですか?
ほんと、草薙演じる小野寺って、自己中心的で嫌なヤツだなぁと思うよ。
こんなヤツ絶対ヒーローにすんなよって思っちゃって、感動なんてできねぇよ。(笑)


っつか、こんなん観るくらいなら、パロディ映画の 『日本以外全部沈没』 の方が断然観たい。
観たくてしょうがない。(笑)
こっちのがすごいもん。
パロディ映画の原作は、筒井康隆であり、タイトルはあの星新一が考案したってんだから。。。
テレビで放映してくれないでしょうか。。。









(  ゚_ゝ゚) { 『1億2000万人、すべての日本人に捧ぐ―』 謹んでお断りいたします。








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